東京旅行の際にはぜひ訪れたい建築物

多くの高層ビルが林立する東京ですが、中には歴史的な建造物もたくさんあります。豪華な洋風の建築物もあれば、趣のある和風の建築物もあり、当時の面影を感じることができるでしょう。中には現役で利用されている建物もあります。

東京のおすすめの建築物について紹介していきますので、旅行を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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赤レンガの駅舎が美しい東京駅

東京への旅行なら東京駅丸の内駅舎はぜひ見ておきたいです。近代建築の父として知られる辰野金吾によって設計され、1914年に開業しました。赤レンガの壁がレトロな印象を与えるルネサンス様式の建築物です。100年近い歴史の中で何度も復旧工事が行われ当初の姿から変わってしまいましたが、創建時の姿に復元するプロジェクトが行われ、2012年に復元工事が完了しました。

見所なのは、南北にある2つのドームです。30m以上の高さがあるドームの天井には干支をモチーフにした方角を示すレリーフがあり、西洋の建築と日本の文化が融合したデザインが特徴です。

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外国からの国賓をもてなす迎賓館

迎賓館赤坂離宮は1909年に東宮御所として建てられ、戦後に外国からの国賓を迎える迎賓館として改められた施設です。日本で唯一のネオ・バロック様式建築物で、バッキンガム宮殿のような華美な装飾が特徴です。2016年に一般公開され、建物内部や主庭、前庭などが見学できるようになりました。

公式晩餐会が開催される花鳥の間や首脳会談などに用いられる彩鸞の間など、豪華で格調の高い部屋は必見です。甲冑やライオンなど洋風の装飾と共に、鎧武者や日本刀など和の意匠も施されています。

三菱財閥3代目社長の邸宅だった旧岩崎邸庭園

旧岩崎邸庭園は、三菱財閥3代目社長の岩崎久彌の本邸として1896年に建てられました。手がけたのはイギリス人建築家のジョサイア・コンドルであり、17世紀イギリスのジャコビアン様式の装飾が建物の随所に見られます。

幾何学模様のステンドグラスが特徴的であり、他にもイスラームの様式も取り入れられている建物です。かつては20棟の建物がありましたが、現在では洋館、和館、ビリヤード室の3棟が残されています。

天皇家の休憩所だった旧洋館御休所

新宿御苑内にある歴史的建造物が旧洋館御休所です。1896年に天皇家の休憩所として建設されました。ステックスタイルと呼ばれる19世紀アメリカで流行した建築様式を取り入れている日本では珍しい洋風の木造建築物です。

大正時代にはクラブハウスとして使われていました。普段は内部に入ることはできませんが、定期的に一般公開されています。端正で整った外観が特徴的で、新宿御苑にある建物と見比べてみても良いでしょう。

重厚感が感じられる日本銀行本店本館

日本銀行本店本館は1896年に完成した明治時代の本格的洋風建築物です。東京駅を手がけた辰野金吾によって、ベルギーの中央銀行をモデルに設計されました。積み上げたレンガの外側に石を積み上げて造られた外装は重厚な雰囲気を醸し出し、中央銀行としての威厳を感じさせます。

予約は必要ですが見学ツアーが実施されており、館内や中庭を見て回ることができます。

激動の歴史と共に歩んだ明治生命館

現代的な高層ビルが建ち並ぶ丸の内に立地する昭和期の建造物が明治生命館です。明治生命保険の新社屋して1934年に竣工されました。地上8階建て、地下2階の建物で、古代ギリシアやローマを源流にした古典主義様式によって建てられており、植物の模様など繊細な装飾が施されているのが特徴です。

戦後にはGHQによって接収され、アメリカ極東空軍司令部として使用されるなど、激動の歴史と共に歩んできました。現在は明治安田生命保険のビルとして現役で使われていますが、定期的に無料一般公開がされています。

荘厳なドームが印象的なニコライ堂

ニコライ堂はハリストス正教会の大聖堂です。正式には東京復活大聖堂と呼びますが、主教であるサーツキン・ニコライが1891年にこの聖堂を建築したことからニコライ堂の愛称で親しまれています。ビザンチン様式の建物を始めとしたクラシカルで重厚な造りが特徴的です。

中でも高さ約38mの荘厳な中央ドームは見所です。正教会の信者でなくとも門戸を開いており、見学することができます。

昭和初期の邸宅を見学できる林芙美子記念館

林芙美子記念館は、放浪記や浮雲などの代表作がある林芙美子が、1951年に亡くなるまで住んでいた旧宅です。昭和初期に建築された数寄屋造りの日本家屋であり、芙美子の生活棟と画家である夫のアトリエが渡り廊下でつながっています。

現在は記念館として開放されており、和の建築を見学すると共に、移りゆく四季が感じられる庭園も見ることができます。

大正ロマンを感じられる旧朝倉家住宅

オシャレで、お店が建ち並ぶ代官山ですが、その中に和風建築に触れられるスポットがあります。

旧朝倉家住宅は、東京府議会議長を務めた朝倉虎治郎が大正8年に建築した邸宅です。大正ロマンを感じされる昔ながらの風景を目にすることができ、都会の真ん中であることを忘れるほど静かで閑散としています。

秋の紅葉も美しいスポットです。

メタリックな外観が独特の東京カテドラル聖マリア大聖堂

東京カテドラル聖マリア大聖堂は、1964年に世界的な建築家である丹下健三によって建てられた聖堂です。

メタリックなステンレス張りの外装が独特で教会とは思えませんが、建物を上から見ると十字架の形をしています。建物内にある高さ約16mの十字架や巨大なパイプオルガンも迫力があり、神聖な雰囲気を醸し出しています。